平倉圭(ひらくら けい、1977年 - )は、日本の映画研究者。専門は芸術論、知覚論。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。

人物

2000年に国際基督教大学卒業、2003年に東京大学学際情報学府学際情報学修士課程修了。 2007年に「ジャン=リュック・ゴダール論 : 編集/ミキシングによる思考」(主査:田中純、副査:蓮實重彦、石田英敬、松浦寿輝、前田英樹)で博士(学際情報学)。「国際的に見ても多大な学術的貢献を果たすもの」と高く評価された。 博士論文を元にして2010年に刊行された『ゴダール的方法』(編集:中村大吾)は第2回表象文化論学会賞を受賞するなど高く評価され、小泉義之は「やはり映画が思考するのであり、音と映像によって音と映像を思考する方法が要る。そして、平倉書を潜るのでなければ、思考の経験論を書くこと(見ること?)は決してできないだろう」、千葉雅也は「古典の扱い方、議論の現代性、先行研究のふまえ方、注に何を書くか・注の書式など、参考になるものが多い」と高く評価した。 2015年より横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。弟子として福尾匠がいる。

著書

単著

  • 『ゴダール的方法』インスクリプト 2010年
  • 『かたちは思考する』東京大学出版会  2019年

共著・対談集

  • 『美術史の7つの顔』未来社(小林康夫,日高優,香川檀,橋本悟,大原宣久共著)
  • 『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』フィルムアート社(石岡良治,三浦哲哉,土居伸彰,入江哲朗,畠山宗明共著) 2018年
  • 『高校生と考える新時代の争点21 (桐光学園大学訪問授業)』左右社 2022年
  • 『Jodo Journal 3』浄土複合 2022年
  • 『Jodo Journal 4』浄土複合 2023年
  • 『「学び」がわからなくなったときに読む本』(鳥羽和久編著、千葉雅也、矢野利裕、古賀及子、井本陽久、甲斐利恵子、尾久守侑共著、あさま社、2024年)

脚注


2014/12/5/平倉 圭/blanClass放送室 YouTube

平倉 圭 HIRAKURA Kei blanClass ブランクラス

第35回JIA新人賞を、藤原徹平と海法圭が受賞

平倉 圭 [ピカソ他を分解する(延長され、埋め込まれたヴァージョン)] blanClass ブランクラス

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