様似駅(さまにえき)は、北海道様似郡様似町大通1丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅(廃駅)である。電報略号はマニ。事務管理コードは▲132227。営業当時は同線の終着駅であり、襟裳岬・広尾へ向かうジェイ・アール北海道バス日勝線との接続駅であった。
歴史
かつては当線をさらに国道336号沿いに襟裳岬方面へ延伸し、広尾駅で広尾線と接続される予定だった。
- 1937年(昭和12年)8月10日:国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1940年(昭和15年)11月:北海電気興業(後に東邦電化を経て現・日本電工)日高工場開設。専用線0.3 km敷設。
- 1982年(昭和57年)12月15日:貨物取扱い廃止。専用線廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 2月1日:荷物取扱い廃止。
- 3月31日:駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 2000年(平成12年):キヨスク廃止。
- 2003年(平成15年)4月1日:簡易委託先をジェイ・アール北海道バスに変更。
- 2015年(平成27年)
- 1月8日:厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により列車の運行を休止。
- 1月27日:静内駅 - 当駅間で列車の運行を再開。
- 2月28日:厚賀駅 - 大狩部駅間の土砂流出により再び列車の運行を休止。
- 2021年(令和3年)4月1日:鵡川駅 - 当駅間の廃止に伴い、廃駅となる。
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅で、側線も持っていた。翌朝に運転される始発列車の夜間滞泊を行っていた関係で、乗務員宿泊所も存在した。かつては転車台や駅近くの日本電工工場への専用線などもあったが、廃止時点では既に撤去されていた。
駅舎は昔からの木造のものを改造して使っていた。駅舎東側にはかつてスーパーが入店していた。現在はジェイ・アール北海道バスの乗車券・定期券販売所と、様似観光案内所が入居している。
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去の各調査日における平均である。当駅についてはバス代行期間が存在するため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なる。備考も参照。
駅周辺
- ジェイ・アール北海道バス「様似駅前」停留所(路線詳細は日勝線参照)
- 国道336号
- 様似町役場
- 浦河警察署様似駐在所
- 様似郵便局
- 日高信用金庫大通支店
- ひだか東農業協同組合(JAひだか東)様似事業所
- 日高中央漁業協同組合様似支所
- 様似町立様似小学校
- 様似町立様似中学校(廃校となった北海道様似高等学校の校舎跡地に移転)
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 日高本線
- 西様似駅 - 様似駅
脚注
出典
JR北海道
北海道運輸局
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 終着駅




