第2次海部内閣(だいにじかいふないかく)は、海部俊樹が第77代内閣総理大臣に任命され、1990年(平成2年)2月28日から同年12月29日まで続いた日本の内閣。
概要
1990年2月の総選挙で大勝した海部首相は組閣にあたって、安倍派が強く推したリクルート事件関係議員の森喜朗や、渡辺派が入閣にこだわっていたロッキード事件有罪議員の佐藤孝行の入閣を拒否し、政務次官人事でも、厚生政務次官に内定していた渡辺派の伊吹文明をリクルート事件に関与していたため次官就任を取り消した。中山太郎外務大臣と橋本龍太郎大蔵大臣は留任した。
国務大臣
内閣官房副長官・法制局長官
- 内閣法制局長官 - 工藤敦夫
- 内閣官房副長官(政務) - 大島理森
- 内閣官房副長官(事務) - 石原信雄
政務次官
- 法務政務次官 - 狩野明男
- 外務政務次官 - 石井一二
- 大蔵政務次官 - 尾身幸次・山岡賢次
- 文部政務次官 - 北川正恭
- 厚生政務次官 - 野呂昭彦
- 農林水産政務次官 - 東力・大塚清次郎
- 通商産業政務次官 - 額賀福志郎・斎藤文夫
- 運輸政務次官 - 二階俊博
- 郵政政務次官 - 川崎二郎
- 労働政務次官 - 加藤卓二
- 建設政務次官 – 金子原二郎
- 自治政務次官 - 中馬弘毅
- 総務政務次官 - 虎島和夫
- 北海道開発政務次官 - 武部勤
- 防衛政務次官 - 谷垣禎一
- 経済企画政務次官 - 高橋一郎
- 科学技術政務次官 - 永野茂門
- 環境政務次官 - 木宮和彦
- 沖縄開発政務次官 - 宮里松正
- 国土政務次官 - 伊藤公介
脚注
参考文献
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
関連項目
- 第1次海部内閣
- 第2次海部内閣 (改造)
- 1990年の政治
外部リンク
- 歴代内閣ホームページ情報:海部俊樹 内閣総理大臣(第77代)




