国際連合安全保障理事会決議49(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ49、英: United Nations Security Council Resolution 49, UNSCR49)は、1948年5月22日に国際連合安全保障理事会で採択された決議。パレスチナ情勢に関して一帯での停戦を求めるものである。
概要
同決議では、パレスチナに関するこれまでの安全保障理事会の決議が遵守されておらず、パレスチナでは依然として軍事行動が行われていることを考慮し、すべての政府および当局に対し、パレスチナでのこれ以上の敵対的な軍事行動を控えること、そのために自国の軍および準軍に対し、ニューヨーク現地時間(EST)の1948年5月24日正午に発効する停戦命令を出すことを求めた。同決議はさらに、国際連合安全保障理事会決議48で設置された国際連合休戦監視機構(United Nations Truce Supervision Organization、UNTSO)に対し、関係国が同決議を遵守しているかどうかを理事会に報告するよう命じた。パレスチナでの停戦を要請する国際連合安全保障理事会決議は国際連合安全保障理事会決議43、国際連合安全保障理事会決議46に続いて3つ目であり、この直後の国際連合安全保障理事会決議50も同じ停戦の要請についてのものである。
決議に際しては、シリア、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 、ソビエト連邦の3国が棄権したが、賛成8票で承認された。
詳細
以下はその和訳。
脚注
- 国連図書館の決議のテキスト
関連項目
- 国際連合安全保障理事会決議の一覧 (1-100)
- 国際連合安全保障理事会決議43
- 国際連合安全保障理事会決議46
- 国際連合安全保障理事会決議48
- 国際連合安全保障理事会決議50
外部リンク
- 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:United Nations Security Council Resolution 49
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