幸袋駅(こうぶくろえき)は、かつて福岡県飯塚市大字幸袋にあった日本国有鉄道(国鉄)幸袋線の駅(廃駅)である。幸袋線の廃線に伴い、1969年(昭和44年)12月8日に廃駅となった。
歴史
- 1894年(明治27年)12月28日:福岡県穂波郡大谷村大字幸袋に筑豊鉄道の駅として開業。
- 1897年(明治30年)10月1日:九州鉄道に合併。同社の駅となる。
- 1898年(明治31年)4月8日:当駅構内で入換え作業中の蒸気機関車(筑豊鉄道13)のボイラー破裂事故が発生。死傷者7名、民家3軒が破損するという惨事であった。詳細は「九州鉄道蒸気機関車ボイラー破裂事故」を参照。
- 1899年(明治32年)12月26日:当駅 - (貨)伊岐須間の貨物支線が開業。
- 1901年(明治34年)3月31日:当駅 - (貨)幸袋炭坑間の貨物支線が廃止。
- 1907年(明治40年)7月1日:国有化により、官設鉄道の駅となる。
- 1930年(昭和5年)4月1日:当駅 - (貨)高雄間の貨物支線が開業。
- 1945年(昭和20年)6月10日:当駅 - (貨)高雄間の貨物支線が廃止され、当駅構内扱いとなる。
- 1969年(昭和44年)12月8日:小竹 - 二瀬間および当駅 - (貨)伊岐須間の運輸営業廃止に伴い、廃止。
利用状況
1962年度(昭和37年度)の1日平均乗車人員は183人である。
駅周辺
駅跡にホームがわずかに残っている。なお、当駅付近の廃線跡は市道となっている。
- 幸袋郵便局
- 旧伊藤伝右衛門邸
- 国道200号
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 幸袋線
- 目尾駅 - 幸袋駅 - (川津信号場) - 新二瀬駅
- 幸袋線(貨物支線)
- 幸袋駅 - (川津信号場) - (貨)伊岐須駅
- 九州鉄道
- 幸袋駅 - (貨)幸袋炭坑駅
脚注
参考文献
- 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳』 12号・九州、新潮社。ISBN 9784107900302。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 廃駅




